ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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『人は、永遠に輝く星にはなれない』 山田宗樹

人は、永遠に輝く星にはなれない

山田 宗樹 / 小学館

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総合病院の医療ソーシャルワーカーとして働く猪口千夏は、看護師よりある老人の対応を依頼される。
病院で2週間前に亡くなった妹を、死んだ後も見舞いに来てしまうというその老人・西原寛治は一人で暮らしており、生活の中で会話を交わす相手は市の配食サービスの配達を担当している職員だけといった単調な生活をおくっていた。
ある日、その単調な生活を乱す出来事が重なった事がきっかけで、錯乱状態に陥り病院に運ばれてきた西原。
症状はすぐに治まったものの「早く、死にたいよ」と呟く西原に猪口は、このままでは鬱病を発症し本当に自殺をしてしまうのではと危惧を抱く。
西原に何をしてあげればよいか考えた猪口は、彼が面談の際に戦時中の話を人が変わったように話すのを思い出し・・・。


読んでいて、正直こっちが鬱になりそうな感じの本なんですが・・・。
タイトルからして『人は、永遠に輝く星にはなれない』ですから。
本の1/3ほども割かれて書かれている、西原の生活はものすごくリアルで、怖い。
その怖いの意味は、おそらくこれは現実にこういう生活をしている老人がかなりの数でいるんだろうなというのと、何か自分もこうなりそうな確率がかなり高そうということです。
現に、自分の父親が同じような生活してるし・・・。

結末に関しては、読んだ人それぞれに感じ方が違うでしょうが、自分は・・・言わないでおきましょう。
とりあえず、父にはやさしく接する事にします。
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by hiro-iti | 2009-05-31 13:09 |