ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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『オレンジの季節』 鯨統一郎

オレンジの季節

鯨 統一郎 / 角川書店

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立花薫がプロポーズをした相手は上司の戎怜華。
怜華の返事はyesではあったものの、結婚するには条件があった。
それは薫が戎家に入り、専業主夫をしろというものだ。
悩みつつも結局、専業主夫となった薫。
保守的な義父を筆頭に、呆けかけている祖母や反発的な義弟など障害はあったものの、主夫としてのやりがいを感じ始めていた薫だったのだが・・・。


専業主夫としての生活。
悪戦苦闘しながらも、なんとか家事をこなしていく男の姿を描くファミリードラマ・・・・なんです(最初は)。
読み手のこちら側としてはそういうつもりで、もちろん読んでました。

義父から「戎家に入る気なら、まずは上手いものを作ってみろ!」とテストまがいなことをされたり、姉の結婚相手に嫉妬している気配の義弟からは疎んじられたり、反対に、義妹には「おにいちゃん(はぁと)」なんて懐かれてみたり、はたまた、売れない女優をしている義姉には「役をとるためよ!!」とよく意味のわからない理由で誘惑されてみたり・・・、「何コレ?」と思わず首を傾げたくなる展開。
おまけに、たいした家事の描写はないのに、「家事って大変だけど主夫もやりがいのある仕事だ!!」と言い切る薫。

「どうやって結末をむかえるつもりなんだろう・・・、家族笑って大団円ってのは勘弁してくれ」と思いつつページをめくっていたら、待ってました凄まじい結末が。
これは予測できません。
思わず「何じゃこりゃ~!!」と夜空に咆哮してしまう事うけあいです。(なぜ夜空?)
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by hiro-iti | 2009-06-14 18:08 |