ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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黒い春

著者:山田宗樹

覚醒剤中毒死を疑われた少女の遺体から未知の真菌が発見された。
独特な形態をしているその真菌は人間の肺に潜伏し、5月になると爆発的に増殖を始め人間を死に至らしめる。
口から黒い粉を撒き散らし、口を押さえた手が真っ黒になって絶命する様から「黒手病」と名づけられるが、その感染源、感染ルートがいっこうに判明できないまま犠牲者が増えていく。
果たして、未知の真菌に対して人類は打ち勝つ事ができるのか?



黒手病の病態や治療法の解明の部分では医学ミステリー、真菌の起源を探るあたりでは歴史物、常に遅れをとる厚生省の対応のあたりは社会派、黒手病に冒された家族を見守るあたりでは家族愛、といろいろと楽しめる一冊です。

未知の感染症VS人類という話はいっぱいありますけど、かなりのめりこんで読みました。
オススメです。

それにしても、あの嫌われ松子の一生を書いた人と同じ人とは思えないです。
あまりの作風の違いにビックリ。

黒い春
山田 宗樹 / 幻冬舎
ISBN : 4344407164
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by hiro-iti | 2005-11-06 16:41 |