ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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万引き天女

著者:ねじめ正一

門花民芸店・店主の門花靖雄は急増している万引きに頭を悩ませていた。
万引きされる品物はうちわや器などの小物から、石の道祖神や傘立などみさかいがない。
靖雄が万引き犯としてもっとも怪しいとにらんでいたのが、いつも帽子をかぶり、大きな紙袋を持参してくる、ある女性だった。
万引き行為の現場を押さえてやろうと、その女性が来店するたび目を光らせる靖雄だったが、いつしかその女性に対して恋心を抱いていく事になり・・・。


・・・やられた。
それがこの本を読んだ感想。
商店街に急増する万引き犯は誰なのか、帽子をかぶった怪しい女性の正体は何なのか、万引きのみならず門花民芸店の収益を盗む者は誰なのかなどなど、盛り上げるだけ、盛り上げといて明確な回答もなく物語りは終わってしまう。
この後は読者それぞれが想像してね、という事かもしれないのだけれど、想像するにもヒントが少なすぎてさっぱりわからない。
途中まで、それこそ最後の1ページまではのめり込んで読んでしまうほど面白い本であっただけに、この結末は猛烈な肩透かし。
缶入りのクッキーの詰め合わせを開けてみたら、ものすごい上げ底で大した量が入っていなかったみたいなショック。(わかりにくい例え)

万引き天女
ねじめ 正一 / 集英社
ISBN : 408746024X
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by hiro-iti | 2006-04-30 18:02 |