ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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火の粉

著者:雫井脩介

「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」
元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。
愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い・・・・・・。
武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む。
しかし梶間家の周辺で次々と不可解な事件が起こり・・・・・・。



武内が梶間家の隣に引っ越してきた時から始まった不可解な事件は、やはり武内の仕業なのか。
それとも、はじめから胡散臭い目で武内を見ていた梶間家の嫁・雪見の妄想なのか。
もしくは、過去の殺人事件の犯人が武内であると信じている被害者の親族が、無罪放免された武内を陥れるために起こしている行動なのか。

にこやかに近づいてくる武内という男の底知れない不気味さや、ちょっとした行き違いであっけなく崩壊していく梶間家の様子がとにかく怖い。
「キャー」っていう怖さでなく、「ゾゾゾー」って感じの怖さなのです。
・・・かえって分かりにくいですか?

とにかく、先が読めない展開、テンポよく進んでいくストーリー運びが素晴らしい一冊で、最後まで一気に読んでしまいました。


火の粉
雫井 脩介 / / 幻冬舎
ISBN : 434440551X
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by hiro-iti | 2007-02-18 23:00 |