ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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カテゴリ:本( 119 )

著者:松岡圭祐

「千里眼」シリーズも10作目(文庫版)です。
相変わらず主人公の岬美由紀はタダ者じゃありません。

元自衛隊員で女性初の戦闘機パイロット、格闘技に精通、語学も堪能。
現在は臨床心理士でありながらも日本の危機には真っ先に呼ばれ(もしくは首を突っ込む)、豊富な武器の知識と人の心を読む卓越したカウンセラー能力でピンチを切り抜け、最終的には自衛隊の戦闘機(F-15)を勝手に乗りまわし(ほぼ毎回のお約束。今回はちょっと違うけど)独力で危機を回避する。

そんな人はありえません(断言)。

むしろ「国家に極秘で作られた人造人間だった」とか言ってもらったほうが納得できます。


今回、その超人「岬美由紀」が臨床心理士になった理由も明かされるのですが、その理由というのが、
「戦争を起こさないため」
だそうで。
、、、アレそんな理由だったっけ?
初期のころはそんな大それた事は言っていなかったような、、、。

でもなんだかんだ言って、すごく面白かったです。
ハリウッド映画を見ているような面白さ。
すごくスケールの大きな話なのにキチンと細部まで説明されているのはスゴイ。
「千里眼」シリーズはまだまだ大丈夫だなぁ(偉そうに)と感じさせる一冊です。

千里眼トランス・オブ・ウォー 上 小学館文庫
松岡 圭祐 / 小学館
ISBN : 4094037977



千里眼トランス・オブ・ウォー 下 小学館文庫
松岡 圭祐 / 小学館
ISBN : 4094037985
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by hiro-iti | 2005-08-16 02:39 |
著者:上遠野浩平

読み終わって気づいたら午前3時ですが、、、。
明日も仕事があるのですが、、、。

まあ、それはともかく(ともかくでいいのか?)完結のビートのディシプリン。

「人造人間」やら「特殊能力」、果てには謎の組織「統和機構」なんてものがでてきますが、根本は「様々な困難を乗り越えて生きる」という事が書かれている本です。
多分。
とりあえず自分はそういう風にとりました。

「ジョジョの奇妙な冒険」が好きな人(作者もすごいファンらしい)や「エヴァ」にはまった人はおすすめ。
でも、初めて読む人は「ブギー・ポップ」シリーズから読んだほうが無難。

ビートのディシプリン (Side4)
上遠野 浩平 / メディアワークス

ネタバレ込みの感想(というか疑問)
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by hiro-iti | 2005-08-12 04:02 |

空中庭園

著者:角田光代

そもそも、この本を読むきっかけになったのは「ホテル野猿」。
本の中では「ヤエン」ではなく「のざる」となっていますが。

「角田光代」という作家についてはほとんど自分には情報がなく、雑誌「ダ・ヴィンチ」で本人の写真を見た事があるだけでした。
で、写真での勝手なイメージで「きっとほのぼのとした話を書く人なんだろうな」と思い込んでましたが、、、ダマされた。(誰もダマしてません)

家族の本質ともいえる話の内容。
正直言って避けていたジャンルの話でしたが、読んでよかったと今は思います。
自分だけが家族には言えない秘密を抱えていたつもりでしたが、親や兄弟もいろいろな秘密を抱えているに違いないはず、おそらく。
それをどうにか表に出さないようにして家族を続けていくのもアリなのかな、と。
もしくは普通の家族はほとんどそうなのかも。

この本を読むきっかけになった「ホテル野猿」。
ホテルの近くにあった学校に通っていた時期があるのでなんだか懐かしい。
1回も利用する事はなかったけれども。

空中庭園
角田 光代 / 文藝春秋
ISBN : 4167672030
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by hiro-iti | 2005-08-08 23:59 |
著者:ディーン・クーンツ
訳:田中一江


さきほど読み終わりました。
上巻は読了するのに1週間かかったのですが下巻は1日でした。

下巻はとにかく展開がはやく、特に登場人物が勢ぞろいしてからの加速度はものすごいものがありました。
上巻での様々な伏線や登場人物それぞれの背景が最後にはぴたりとあるべき所におさまる様が感動です。

例えていうと、布団やら服がごちゃ混ぜに入っていた押入れの中を押入れ収納グッズを駆使して整理してみたらすっきり収まった上に新たな収納スペースも出来ちゃったみたいな。(←さっぱりわかりませんが)

とにかく読み終わった今、爽快感と達成感(何もしてないくせに)包まれている私です。
サイレント・アイズ (下)
ディーン・クーンツ 田中 一江 / 講談社

内容の事(ちょっとネタバレあり)
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by hiro-iti | 2005-08-07 19:31 |
著者:ディーン・クーンツ
訳:田中一江


待ちに待ったクーンツの新刊。
「汚辱のゲーム」(改めて見るとすごい邦題)以来だから3年ぶりくらい?

主役級の人々はクーンツお得意の暗い過去がありながらも前向きに生きている人たち。
主役級と書いたのはまだ誰が主役なのかいまいちよくわからないんです。
なぜってタイトルに書いてある通り、読み終わったのはまだ「上巻」
半分読み終わっても登場人物たちは全然出会わないどころか、どういう類の話なのかもいまいちよくわからない。
クーンツお得意の超自然物?それともサイコホラー?

下巻ではきっとものすごい展開が待っているはず。
というか本の感想は全部読んでから書けって思います。ハイすみません。

サイレント・アイズ (上)
ディーン・クーンツ 田中 一江 / 講談社
ISBN : 4062751437
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by hiro-iti | 2005-08-04 21:26 |
著者:乙一

読む前から内容はある程度知ってはいたつもりでした。
ただ、ライトノベル系のお話だという事で勘違いしてました。

異常犯罪とそれに引き寄せられる少年。

一昔前のライトノベル(ライトノベルってジャンルはなかったけど)では、多分ありえなかった設定だと思うし、仮に同じ設定だったとしてもおそらく主人公の少年は必死になって事件を解決する側に立つでしょう。
でも、この話では主人公は直接手を下す事はなくとも犯人側の人間なのです。

軽く衝撃を受けた本でした。
GOTH 夜の章
乙一 / 角川書店
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GOTH 僕の章
乙一 / 角川書店
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それにしてもライトノベルって幅広くなったなあって思います。
正直ライトノベルというジャンルは好きです。
中学から高校生の頃はコバルト文庫とか角川スニーカー文庫を買いあさってました。(まだライトノベルとは言われてなくてファンタジー系とか呼ばれていたような)
好きな作家が10人ぐらいいて(誰かはおいおい書いていく事もあるかもしれません)、毎月発売日が待ち遠しかったものです。
ただ、作家自体もあんまり長くライトノベルを書いていこうと思っていなかったのでしょうか、好きな作家がライトノベルとは違ったジャンルに行ってしまったり、何冊か出したら突然パッタリと本を出さなくなったり、ということがあって自分自身もだんだんライトノベル系とは離れて行ってしまいました。
また、読むようになったのは最近です。
きっかけはある作家なんですが(ブギー、、、)現在、何人か自分の「新作心待ちリスト」に加わっているライトノベル系作家がいます。
ただ、買う時がとっても恥ずかしいライトノベル特有のあの表紙と挿絵、、、。
正直30代にはきつい。
ライトノベルはあの挿絵があってこそだとは思うんですけどね。
中身だけを読みたい人用にシンプル表紙&挿絵なしバージョンも発売してくれるとありがたいかも。「十二国記」みたいに。
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by hiro-iti | 2005-08-01 01:38 |

蒲公英草紙 常野物語

著者:恩田陸

今年は世間的にも私的にも「恩田陸フェア」に突入中です。

世間的・・・・「夜のピクニック」のW受賞と映画化
私的・・・・・・出版されている恩田陸の文庫本をイッキ買い。

昔から、ハマッた作家の本をまとめ買いをする傾向が自分にはあります。
好きな作家の作品で自分が読んでないものがあるのは許せないみたいな。
赤川次郎のときは大変だった、、、(遠い目)。
でもまとめ買いにも私的なルールがありました。(←大げさです)
それは「文庫本しか買わない」。(ちょっと貧乏臭い?)

あえてルールの説明はしませんが(聞きたくもないでしょうし)、とにかくできるだけルールにのっとってがんばってきました。
が、ルールを破らなければいけないときがやってきました。
まさに「ルールは破るためにある」(←ルールが小さすぎます)
それがこの本「蒲公英草紙」と恩田陸です。

私的「恩田陸フェア」が始まったのはこの本の前作である「光の帝国 常野物語」がきっかけでした。
「常野一族」という不思議な能力を持った一族の姿を書いた短編集でしたが、どの話も印象に残る傑作ばかり。
その常野一族の話が長編になって帰ってきた「蒲公英草紙」。
読みたいけど文庫じゃない。
宮部みゆきの「理由」も文庫になるまで辛抱強く待った自分なのに。
でも読みたいし。
立ち読みじゃ満足できないし。

で結局買って、その日のうちに読んでしまいました。
「あぁ、買ってよかった、、、」
っていうのが感想。

春田家という常野一族の中では膨大な書物を暗記することができ、他人の記憶までも自分の物として「しまう」ことができる家族がでてきますが、主役はどちらかというと槙村家という田舎の大地主と周囲の人々。
槙村家を中心とした村全体がひとつの家族として成り立っていた時代。
いずれは終わりを迎えてしまう幸せな生活を春田家と槙村家の人々を通して語られていきます。

とにかくルールを破って買ってよかった。
破りついでに「夜のピクニック」をはじめ何冊か文庫になっていない物も買ってしまいました。
そのうちそれらの感想も書く事になると思います。


で、ルールを破った決め手はもうひとつありました。
それはこの本を買った日がボーナスが出た日だった事。
やっぱり世の中お金なのね。(←意味が違う)

蒲公英草紙―常野物語
恩田 陸 / 集英社
ISBN : 4087747700
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by hiro-iti | 2005-07-26 22:29 |

おいピータン!! 7巻

著者:伊藤理佐

「おいピータン!!」ももう7巻です。
なんでも第29回講談社漫画賞受賞です。よくやった(←何様ですか)。

主役(多分)の大森さんは私の理想です。
でも、付き合ったらすぐ太るでしょう。(読んでない人にはわからない)
「肝臓D、脂質代謝E、糖代謝B、、、DEB(デブ)!!」
には大爆笑。(読んでない人にはさっぱりわからないってば)

あんまり自分の家の周りの商店街とか利用しないんですが、どんなお店があるのか知らないのはものすごく損な事かも、と思わせるマンガです。(←意味不明です)



おいピータン!! 7 (7)
伊藤 理佐 / 講談社
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by hiro-iti | 2005-07-24 23:50 |

本当はちがうんだ日記

著者:穂村弘

オビから引用しますと
「今はまだ人生のリハーサルだ。本番じゃない。」
「43歳・歌人の真剣エッセイ」
との事。

穂村先生のエッセイは好きです。でも正直なところ本職の短歌(?)はあんまり知りません。
ダメダメな雰囲気が漂うエッセイこそが穂村先生の真骨頂かと勝手に思っております。(←迷惑です)

どのエッセイも痛いほど自分にあてはまって、自分の中で目を背けていた部分を他人から無理やり見せつけられた感がありますがそれはそれ(どれ?)、心地よい読了感が漂います。
些細なことで悩んだりくよくよしたりしているのは自分だけではないんだ、と再認識。



本当はちがうんだ日記
穂村 弘 / 集英社
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by hiro-iti | 2005-07-24 23:29 |