ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:本( 119 )

おいピータン!! 11 (11) (ワイドKC キス)

伊藤 理佐 / 講談社

おんなの窓〈2〉

伊藤 理佐 / 文藝春秋

女のはしょり道

伊藤 理佐 / 講談社



3冊同時発売。
食に関連した、ちょっとした出来事を描いたオムニバスショート『おいピータン!!11巻』
週刊文春に掲載された、日常をひとコマで描くエッセイ漫画と、30代後半という『妙齢』女性の生活と考え『おんなの窓2』
キレイにはなりたいが努力するのは面倒くさい。なるべく手間をかけない美容法を実践するエッセイ漫画(でも、大抵失敗・・・)『女のはしょり道』


たしか去年もそうだった記憶があるのですが、違う出版社から「伊藤理佐単行本フェア」と銘打って単行本を3冊同時発売する伊藤理沙は結構、大物漫画家なのでしょうか。
一応、それぞれテーマの違ったエッセイ漫画(『おいピータン!!』はフィクション)ではありますが、3冊が一冊の本にまとまっていてもそれほど違和感はない。
エッセイ漫画で描かれていたネタが『おいピータン』の方でちゃっかり使われたりするし・・・。

ちょっと変わっているけど、変人とまでは行かない。
そんな絶妙な感覚がなんとも言えない。
年齢に関する自虐ネタは思わず納得です。(同年代だからかな)
[PR]
by hiro-iti | 2008-12-15 22:36 |

『海の底』 有川浩

  • 海の底
  • 有川 浩 / メディアワークス

突如、横須賀を襲撃した巨大甲殻類の群れ。
その場に運悪く居合わせた子供達は、海上自衛官の夏木と冬原とともに横須賀港に停泊中の潜水艦「きりしお」へ逃げ込むが孤立してしまう。
パニックに陥る横須賀市内では機動隊が巨大甲殻類に応戦するものの、未知なる生物に対してなすすべがなく・・・。


よくある怪獣パニックものながらも主役は怪獣ではなく、理不尽な理由で孤立させられた子供達の方の成長物語といった所でしょうか。
とは言っても怪獣達もかなり陰惨な事をしでかしてくれるし(巨大なザリガニモドキがうじゃうじゃと集まって人間を喰らう)、対する機動隊もかなりドラマチックに奮闘してくれる。

今回の話は「自衛隊三部作」のうち海上自衛隊をテーマにしたものらしいのだが、主役級で活躍する自衛官、夏木と冬原は終始子供の保護者役。
ただ、子供達が聞き分けがないと容赦なく怒鳴りつける夏木と、クールにその場をおさめる(ただ、かなりパンチの効いた皮肉交じり)冬原のコンビは絶妙で面白い。

夏木たちとともに潜水艦に閉じ込められた子供達もそれぞれ複雑な事情を抱えていて、特にメインの望と翔の姉弟には泣かされた。(少しベタな感じはしましたが・・・。)
艦内でトラブルメーカー役となる圭介には終始イライラさせられっぱなしで(こういうキャラが一人はいないとお話が面白くならないんですが)、もし自分が作者だったら、こんなガキは、それはもう陰惨な形でザリガニモドキに襲わせてやる所だが、ソコは有川浩、これ以上はないというほどの爽やかなオチを彼にも用意していたのが素晴らしい。

夜、寝る前に読み始めたら、結局最後まで読まされるハメになってしまったこの本。(読み終わったの朝4時・・・。)
自分の"有川浩ブーム"はまだまだ続きそうです。

ちなみに、自衛官二人のその後の話は「クジラの彼」の方で読めます。
非常識な話(『海の底』)の後に日常の話(『クジラの彼』)を読むと、結構ほのぼのとした気分にひたれる事受け合いです。
[PR]
by hiro-iti | 2008-11-30 20:16 |

『小説以外』 恩田陸

  • 小説以外
  • 恩田 陸 / 新潮社

読書遍歴や、食べ物、音楽にまつわる話、他の作家への書籍にあてた解説などをまとめたエッセイ集。

好きな作家の読書遍歴や、好きだったテレビ、よく聞く音楽、好きな食べ物、どんな子供時代を過ごし、今はどんな生活をしているのかなどを知る事ができるのは嬉しい。
過去の作品がどんな影響を受けて書かれたのか、どんな思いがこもっていたのかをちょっぴり奥深い所を知る事ができるというか、知ったつもりになれるから。

ただ、自分は、日常の小さい事をほじくりかえすようなタイプのエッセイが好き。
つまりは「こんな面白い事がありました」と書かれたものに対して、「そんなの変だよ」とか「そういうのよくあるよね」とか「へーそんな見方もあるんだ」などと共感したり、憤ったりしたいのだ。

今回の本はそんな自分自身との共感ポイントがあまりなかったので、正直印象が薄い(つまらなかったわけではないです。)
[PR]
by hiro-iti | 2008-11-29 12:47 |

『クジラの彼』 有川浩

  • クジラの彼
  • 有川 浩 / 角川書店

聡子が合コンで知り合った彼は海上自衛隊の潜水艦(クジラ)乗りだった。
航海中は一切の連絡が取れない彼との交際は、予想以上の困難と忍耐が必要になり・・・。
表題作他、全六編の短編集。


今一番お気に入りの作家、有川浩。
最初の出会いは有名な「図書館戦争シリーズ」(アニメは未見)。
そもそも「図書館」と「戦争」というよくわからない組み合わせに、ずーっと気にはなっていた。
本屋に行く度に「図書館戦争」の本を手にしつつも買うべきか買わないべきか迷っていた頃が懐かしい。(ほら、ハードカバーの本って大きいし、高いし、もし買って途方もなくつまらなかったらダメージが大きいじゃないですか)
結局、何かのきっかけで「戦争」を購入し読んだ所、あまりの面白さに寝食を忘れて読み耽った上に、次の日、開店と同時に本屋へ続きを買いに走るハメになった。
面白い本はいろいろとあるけれども、面白い上に「なんでもうちょっと早く手にとって読まなかったんだろう」と後悔すらしてしまう本はなかなか巡り会えないので、この時は純粋に嬉しかった。

有川浩という方は自衛隊に知り合いがいるのか、それとも本人がそうだったのか、それとも単にマニアなだけなのか、どの作品も自衛隊がらみの話が多い。
「図書館戦争」は自衛隊という組織を少し捻った形で作品にしたものだったし、「塩の街」(陸上自衛隊)、「空の中」(航空自衛隊)、「海の底」(海上自衛隊)という「自衛隊三部作」なるものも書いている。(塩と海は未読です)
今回の「クジラの彼」も、どの短編も自衛隊がらみの話であった。そしてかなりのベタ甘恋愛もの。

そもそも、自衛隊という組織は自分はあんまり詳しくないため、男ばっかりで毎日訓練に明け暮れている様をみると、どちらかというと下世話な方向への想像しか働かないのだが、作者が女性という事もあるのか、作品に登場する男達は「弱き者は無条件で守るぜ」的なタイプが多い(当然のように見た目も良い)。
しかも仲間内でシモネタ話などで決して盛り上がらずに「くだらねぇ話してんじゃねーよ」と言って話しに加わらないような奴だ。(現実世界だったら、多分そういう人が一番ムッツリです)
平たく言えば、筋肉系王子様タイプとも言うのだろうか。

まぁ、少女マンガ的な理想の男性像色が強いものの、それがとても良い。
普段は生真面目で不器用で、でも、いざという時は頼りになって、照れながらもヤル事はヤルみたいな。
正直に言うと、自分の好きな(理想の)タイプなんですな。
現実に作品に出てくるような男がいたら是非、お付き合いしたいものです。

あぁ、こんな事を書いていると、単に自分の好みの男が出てくるからこの作家が好きなんだろうと思われそう。
もちろんそれだけじゃありません、単純に面白いからです。
そして、どの話も爽やかな読後感に気持ちよく浸れる事請け合いです。
[PR]
by hiro-iti | 2008-11-28 21:42 |

きのう何食べた?

きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)
よしなが ふみ / / 講談社
ISBN : 4063726487





この漫画を知ったのは、1ヶ月以上前の事。
立ち寄ったコンビニの雑誌売り場で、この漫画が表紙になったモーニング(漫画雑誌)を見たのだ。
主役の二人が書かれている絵(ケンジがシロさんの髪を切っているの図)だったのだが、「何だかゲイゲイしい表紙だな、モーニングなのに・・・。」と気になり、パラパラっと立ち読みしてみたら、ほんとにゲイのカップルの話だったと。
それを知った時は、かなりの衝撃。
よりにもよって、こんな青年誌にこんな漫画を載せるとは。
「世の中変わったもんだ」と妙な感慨に耽りながら、その時はコンビニを後にしたのでした。

その後、この漫画の一巻が発売されている事を知り購入してみた所、これが大当たり。
主人公のシロさんとケンジの生活は、特に大きな事件も起きず平穏に過ぎていく。
もちろん男二人で生活していくにあたって、両親の同性愛者に対する勘違いな知識に翻弄されたり、職場でのカミングアウトや、老後に対する不安なんて現実的な問題がありつつも、さして深刻にはならずに、あくまでも普通の生活を守っていく二人は、まさに理想。
「現実には、そううまくいかないもんだよなぁ」と思いつつも憧れてしまうのです。
そして何より、劇中に出てくる数々の料理がすごくおいしそう。
やっぱり食事って生活の基本ですね。

ちなみに今日の私の夕食は吉○家の豚キムチ丼(大盛りよ)でした。
だって作るの面倒くさかったんだもん。
・・・シロさんのようになる道は険しい。
[PR]
by hiro-iti | 2008-01-29 22:33 |

名曲謎解きミステリー

夢プロジェクト[編

楽譜に隠された死の理由、巨匠たちの超絶技巧の秘密、名曲誕生の舞台ウラ、ベートーヴェン、バッハ、モーツァルトの素顔・・・。
クラシックの名曲が奏でるミステリーに迫る!



ドラマ版「のだめ」にハマった人が陥りやすい罠。

1.コミックスを全巻、大人買いをしてしまう
2.埃をかぶっていたクラシックのCDを引っ張り出してきて聞いてみる(もしくは『のだめCD』ま  でも購入してしまう)
3.いつもは決して見ることのない、NHKのクラシック音楽番組をつい見てみたりする。(でも、   すぐ飽きる)
4.これまた埃をかぶっていた電子ピアノを引っ張り出してきて、のだめのつもりになって弾いて  みる(しかし『エリーゼのために』ぐらいしか弾けない)
5.玉木のカッコよさを再認識する

まあ、全部1、2ヶ月ほど前の自分の事なんですけど。
そんな時期に読んだこの本。
「なんと、あの名曲にはこんな謎が隠されていた!!」的な本なんですが、にわかクラシック音楽の自分が読んでもまったく面白くない・・・・。
だって書かれている『名曲』とやらが、いったいどんな曲なのか、ほとんどわからないんですもの。
「この曲を書いていた頃、ベートーヴェンやバッハはこんな状態で云々」って書かれていてもねぇ。
「ふーん、そうなんだ」ぐらいの感想しか持てないというもの。
しかも、よくよく読んでみると、「・・・は謎のままだ」とか「・・・といわれている」、「定かではないが・・・」、「・・・ということらしい」と曖昧な書き方がなんと多い事か。
「要するに全部、推測じゃん!!」と思わずツッコミたくなる。

どうやら、クラシック音楽初心者にとっては難易度の高い本だったようです。

名曲謎解きミステリー―あのクラシックの名曲に隠された驚きの真実とは…
/ 河出書房新社
ISBN : 4309496407
[PR]
by hiro-iti | 2007-03-02 21:03 |

桜宵

著者:北森鴻

一度たずねてみてください。わたしがあなたに贈る最後のプレゼントを用意しておきました―。
そう綴られた亡き妻の手紙だけを頼りに、ビアバー“香菜里屋”にやってきた神崎。
マスター・工藤が語った、妻がプレゼントに込めた意味とは…。
客から持ちかけられた謎の数々を解明かす連作短編集の第2弾。



本当に完成度が高い短編集だと思いました。
短編だと起承転結のうち、『結』の部分を曖昧にして「後は読者の想像にゆだねますよ」的
な終わり方をするお話って多いじゃないですか。
全てを語らない方がいい場合ももちろんあるのでしょうし、長編ならともかく、短編で最初から最後までを全て語っていたら、ただの説明文になっちゃうでしょって事もわかるのですが、自分はそういうのはあまり好みじゃない。
やっぱり何か事件が起こったら、その原因なり、結果なりをきちんと説明して欲しいと思うのです。
その点、この人の書く短編は(この本を含めて2冊しか読んではいないのですけど・・・)謎はきっちりと明かし、読者の想像にゆだねた方がいい箇所はあえて濁して書いている。
そのバランスが本当に絶妙で素晴らしい。

・・・・ってココまで書いて思ったのですが、自分ったらなんで、こんな上から物を言っているような書き方をしているんだろう?
「アンタ何様なのよ」って感じですね、すみません。
要するに、すっごく面白かった一冊だったって事です。
オススメです。

桜宵
北森 鴻 / / 講談社
ISBN : 4062753693
[PR]
by hiro-iti | 2007-02-27 20:59 |

千里眼 新シリーズ

著者:松岡圭祐

トラウマは本当に人の人生を左右するのか。
両親との辛い別れの思い出を胸に秘め航空機爆破計画に立ち向かう岬美由紀。
その心の声が初めて描かれる。 『千里眼 The Start』



出版社を変え、設定も何箇所か変えた上で再スタートした『千里眼シリーズ』。
何か『大人の事情』があったのか、と勘ぐりたくなるものの実際はどうなのだろう?
新シリーズを開始するとともに設定が何箇所か変更されたものの、実際はそれほど大きな変化には思えない(美由紀の能力を現実の精神医学に則したものに変えたようだ)。
そもそも、旧シリーズでもちょくちょくと細かい設定を変えていたし、新シリーズでも過去の事件は実際にあったものとして書かれているので(宿敵・友里佐知子の闘いも過去の事として出てくる)、何がどう新しいのか、旧シリーズの続きとして読んでいいものなのかどうか、と少し混乱してしまう。
おそらく、今回の新・旧シリーズの扱いとしては『007の主役俳優の交代』みたいなものなのかも。
名前やおおまかな設定はそのままで、ボンド役を違う俳優が演じ、シリーズのマンネリ化を防ぐ。
実際、主役女優が交代になった岬美由紀は、過去の岬に負けず劣らずの大活躍ぶり。
少しマンネリ化してきたシリーズではあったので、この変化は歓迎すべき事なのかもしれない。

それにしても、旧シリーズの最後で「岬美由紀のイメージぴったり」として扱われ、本の表紙に写真まで使われた釈由美子の立場はいったい・・・。


千里眼The Start
松岡 圭祐 / / 角川書店
ISBN : 4043836023




千里眼ファントム・クォーター
松岡 圭祐 / / 角川書店
ISBN : 4043836031




千里眼の水晶体
松岡 圭祐 / / 角川書店
ISBN : 404383604X
[PR]
by hiro-iti | 2007-02-25 13:15 |
著者:歌野晶午

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。
誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。
そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。
息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?
恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。



もし、自分の家族が凶悪事件に関わっているとしたら・・・。
無関係である事を信じたい気持ちはあるものの、状況証拠は限りなく黒。
「あの人はそんな事をするような人じゃありません!!」と声を上げても、心の中では「もしかしたら・・・」と疑念は消える事はない。
そして、いつのまにか家族の無実を信じる事よりも、自分の保身を第一に考え「被害者への謝罪」の方法や、「社会からの弾圧」から逃げる方法を考えている自分に気づく。
このように作中で富樫修が辿る自分の息子への気持ちの変化は、かなり共感できてしまう。
家族であっても、無条件に人を信じる事はかなり難しい。
それとも、それだけの信頼関係を築く事の方が難しいのかも。

ミステリとしてのこの本は、あまり好きではない。
それというのも、何回か出てくる読者騙しの箇所が自分が一番嫌いなパターンだったから。
そして、驚愕の結末・・・。
驚愕というよりは、開いた口が塞がらないといった感じで、「ここまで読んで最後がコレか・・・。」が正直な感想。
・・・あくまでも、自分の好みではなかったという事なのですが。


世界の終わり、あるいは始まり
歌野 晶午 / / 角川書店
ISBN : 4043595042
[PR]
by hiro-iti | 2007-02-25 11:59 |

メロス・レヴェル

著者:黒武洋

国家主導で開催される、世にも恐ろしいサバイバル・ゲーム。
勝者には名誉と金、敗者には壮絶なペナルティ。棄権不可。
全国民が固唾を呑んで見守る中、政府に選出された十組のペアは、自らを賭して闘った―。


『メロス・レヴェル』という国家主導で行われるサバイバル・ゲーム。
人と人との信頼関係を試す『走れメロス』を元に作られたそのゲームは、かなり壮絶なものだ。
ゲームに参加したペアの内、一人はメロスとなり、与えられたゲームをこなす。
そのゲームの勝者となれば次のゲームに参加する資格を獲得し、最終的に優勝者となれば莫大な賞金と一生の保障を得ることができる。
だが、ペアのもう一人はセリヌンティウスとなり、ゲームに参加するメロスを見守る事しかできない。
しかも、メロスがゲームを敗退、もしくは棄権した場合のペナルティはメロス自身ではなく、セリヌンティウスの視覚や聴覚、味覚、手もしくは足の機能のどれかを一生奪われてしまい、決勝戦においては命までも奪われるという悲惨なもの。

なんかこういう感じのリアリティ・ショーってありそうですよね。
もちろん、こんなに酷いペナルティを課すことはないのだけれど。
人と人との信頼関係を試すゲームとはいえ、参加者の多くは賞金目当て。
一方、観客の方は参加者の信頼関係に感動するわけではなく、信頼関係が壊れた時に喝采をあげる。
下世話な自分は、そんな観客目線でこの本を読んでいたわけですが。

参加者達は親子や恋人同士、夫婦、友人、飼い主とペットといった人達なんですが、そのなかで(ちょっとネタバレです)、友情をかけて『メロス・レヴェル』に参加した男性二人組の行く末に自分は少し涙してしまいました。
なんとなく察しはつくでしょうけど、長い間友人として接していたけれども実は・・・・、ってやつです。これには身につまされました・・・。

なかなかに面白い本ではあったのですが、最初の方は結構、読みづらい所がありました。
それというのも、最初は参加者の親子の視点で物語が語られていたので「彼らが主役なのかな」と思っていたら、唐突にゲームの司会者の目線に変わり、参加者の行動を語り始めたり、はたまた、他の参加者の一人称になったりと、いったいどのキャラクターに感情移入してよいのかまったくわからない。
「なんでこんな書き方をするのかな」と思いつつ読み進めて行くと、『どの参加者が優勝するのか』というのを最後までわからないように、わざとそういう書き方をしていた事に気づくのですが、それに気づくまでの過程は正直、少しかったるかったです。

メロス・レヴェル
黒武 洋 / / 幻冬舎
[PR]
by hiro-iti | 2007-02-19 00:39 |