ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2006年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ウルトラヴァイオレット

謎のウイルスが蔓延した近未来。
ウイルスに感染した人間は”ファージ”と呼ばれ、感染後12年後に死に至るものの驚異的な身体能力を手に入れるのだが、彼らを恐れた人間政府は彼らを迫害し、撲滅を図る。
人間政府に対抗するファージの組織に属するヴァイオレットは、「人間政府がファージを絶滅させる最終兵器を開発した」という情報を受け、その研究所に潜入。
辛くもその最終兵器を奪取したヴァイオレットだったが、兵器の正体が体内にファージを絶滅させる抗原を持つ一人の少年である事を知り驚愕する。
その最終兵器を破壊しない限り自分達に未来はないと知りつつも、どうしてもその少年を殺すことのできないヴァイオレットは少年と共に逃亡を図るのだが。


なんていうストーリーは、もはや関係ないのです。
なんといっても見所はミラ・ジョヴォヴィッチ(言いづらい・・・)のアクションのみ。
まさに”見せる”アクションシーンはまるで踊っているかのように優雅。
いちいちキメのポーズもカッコイイ。
色の変わる服とか髪の毛とか(これは何の意味があるのかわからなかったけど)、4次元ポケットのように武器を持ち歩くシステムとか、紙製の使い捨て携帯電話とか、小道具や武器もあくまでも見た目重視なのがカッコイイというか潔い。

細かい事は気にせずに、アクションに浸るにはもってこいの映画です。
 ・ヴァイオレット一人が意味もなく強すぎ。
 ・見た目重視のアクションな為、無駄な動きが多い
 ・敵が弱すぎる、というかバカすぎる。
 ・敵ボスの鼻栓は間抜けだと思う
なんて事は考えずに楽しみましょう。

でも他にも色々と突っ込みたい箇所が・・・。
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-30 00:24 | 映画

地下鉄(メトロ)に乗って

著者:浅田次郎

永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。
ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。
だが封印された“過去”に行ったため…。


よくあるタイムスリップもの。
横暴な父親に耐えきれず家を出た息子。断絶したまま年月は過ぎ、ある日、父親が危篤だとの知らせを受け心が揺らぐ。そしてひょんな事から過去へタイムスリップし、父親の若い姿を見て、今まで彼がどのように生きてきたを知ることにより・・・みたいな話。
ありふれている設定だし、他にも似たような話は結構ありそう。
でも、やっぱり浅田次郎はひと味違う。
地下鉄をとても効果的な小道具として使い、終戦後の雑多な町並みをリアルに表現し、その中で登場人物たちがいきいきと動いている。
書かれている時代には、もちろん自分はまだ生まれてないですけれど、終始感じられる自分でもよくわからない”懐かしさ”がとても心地よい。
ただ、結末には納得できません。
まぁ、これは個人の好みの問題なのですが。

余談ですが、地下鉄の窓っていらないんじゃないかと思うのです。
窓の外を見ても真っ暗なだけだし。
窓の部分にも広告を貼ったりして、もうちょっとスペースの有効利用をした方が良いんじゃないかななんて。
窓部分に海外の風景を写しだしたりして、バーチャル「世界の車窓から」みたいな事をしてくれたら外国の列車に乗っているみたいで楽しいかも。
まぁ、そもそも地下鉄には年1、2回しか乗らないんですけどね、自分。

地下鉄(メトロ)に乗って
浅田 次郎 / 講談社
ISBN : 4062645971
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-26 21:30 |

ミステリアス学園

著者:鯨統一郎

ミステリアス学園ミステリ研究会、略して「ミスミス研」。
ミステリは松本清張の『砂の器』しか読んだことがない、新入部員・湾田乱人が巻き込まれる怪事件の数々。なぜか人が死んでいく。
「密室」「アリバイ」「嵐の山荘」…。
仲間からのミステリ講義で知識を得て、湾田が辿り着く前代未聞の結末とは!?


読むだけで本格ミステリの事がわかってしまう(わかったつもりになる)素晴らしい本。
「本格ミステリの定義」から「密室トリック」、「アリバイ」、「ダイイング・メッセージ」などの講義や過去の傑作ミステリーの紹介などを織り交ぜつつ話は進む。
そして最後にはミステリー史上、もっとも意外な犯人が・・・。

ちなみに巻末には「ミステリ作家年表」や「本格ミステリ度MAP」なども付いていて、一粒で2度どころか3度も4度も美味しい構成になっています。
ミステリーに興味のある人には、とても楽しめる本です。
ミステリーが好きではない方は、あまり楽しめない・・・・かも。

ミステリアス学園
鯨統 一郎 / 光文社
ISBN : 4334740472
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-25 21:12 |

苦手

「飲むだけで治る虫歯の薬」もしくは「虫歯を治し、歯を再生する塗り薬」というものはすでに開発され、実用段階にあります。
痛みを伴わない上にもっとも簡便な治療法。
なぜ、その夢のような治療法が広まらないばかりか、話題にすらならないのか?

・・・・夢だからです。
でも、そんな薬があればいいなあ。

歯医者はとにかく苦手です。
もし自分がスパイだったとして、任務中に敵国に捕らえられてしまった場合、相手が歯科器具一式(歯を削る機械だとか、歯を抜くペンチだとか)を取り出して来た段階で、知っている限りの事をペラペラと話してしまうほどに歯医者は苦手。

先週、以前治療した所の詰め物が取れてしまい、渋々、嫌々、不承不承、歯医者に行く羽目に。
診察日は朝から何も手につかないほど緊張しっぱなし。
車を運転したら電柱に突っ込んでしまいそうになるし、仕事はうまく行かなくて何度も同じことを繰り返してしまうし、本を読んでも上の空で同じページを何回読んだ事か。
歯医者に行って待合室で待たされている時は蛇の生殺し状態で卒倒しそうだった。

そんな死ぬ覚悟で挑んだ(大げさだけどそんな感じだったの)歯科治療。
「いったい自分は今まで何を恐れていたのだろう?」とバカバカしくなるくらい、治療は大したことなかった。
あれこれ思い悩んだ挙句、勇気を振り絞って好きな人に告白してみたらアッサリOKだった、みたいな感じでしょうか。

それにしても、局所麻酔って人類にとって、もっとも偉大な発見だと思う。
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-25 01:09 | 日常

ZOO

著者:乙一

行方不明になった恋人は何者かに殺されていた。
犯人は”俺”の元に毎日、死体となった恋人の写真を送りつけてくる。
写真のなかで徐々に腐敗していく恋人。
犯人の目的は何なのか・・・。『ZOO』


表題の作品を含む短編集。
どの作品も正直言って後味が悪く、不気味。
読み終わった後のこのイヤーな気分はどうしてくれよう。
それでもどの話も完成度が非常に高く、作者が「天才」と呼ばれている理由が分かる。
まったく予測のつかない”オチ”ばかりで驚かされました。
でも、読み終わった後は清々しい気分にはなれないのですが。

ZOO〈1〉
乙一 / 集英社
ISBN : 4087460371




ZOO〈2〉
乙一 / 集英社
ISBN : 408746038X
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-24 23:27 |

天使の代理人

著者:山田宗樹

平成3年、生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。
数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子がその時見たものは、無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔だった。
罪の償いのため生きていくことを決意する冬子。その日から決して声高に語られることのない、生を守る挑戦が始まった。
平成15年。冬子は助産婦をしながら“天使の代理人”という組織を運営していた。
社会的地位を獲得することを目標に生きてきたものの、突然銀行でのキャリアを捨て精子バンクを利用して出産を決意した川口弥生、36歳。
待望の妊娠が分かった直後、人違いで中絶させられた佐藤有希恵、26歳。
何も望まぬ妊娠のため中絶を考えたものの産み育てることを選んだ佐藤雪絵、20歳。
それぞれの人生と“天使の代理人”が交錯し、ひとつの奇蹟が起ころうとしていた―。


『中絶』というかなり重苦しいテーマでありながらも、それを感じさせずに一気に最後まで読ませてしまうストーリー運び。
あっという間に読み終わってしまった。
そもそも妊娠したりなんて事はできないし(男だし)、妊娠させたりなんて事もできない(相手も男だし)自分にとってもなんだか色々と考えさせられてしまう本であった。
特に作中で、あるインターネットの掲示板での「中絶の是非」についての議論は凄まじい。
どちらも正しくもあり、どちらも間違っているような、何ともいえない感覚を味わった。

天使の代理人〈上〉
山田 宗樹 / 幻冬舎
ISBN : 4344407792




天使の代理人〈下〉
山田 宗樹 / 幻冬舎
ISBN : 4344407806
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-24 22:59 |

冷す

今年になって初めてクーラーをつけた。
もう夏ですよね。
でも、私の部屋にはまだ炬燵が・・・。
あぁ、明日こそは片付けよう。
さようなら、炬燵。
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-24 21:52 | 日常

いまさらガンダム

ファーストガンダム世代の私。
「アムロ」と言えば「いきま~す」だし(「ナミエ」じゃない)、「赤い」と言えば「彗星」だ(「きつね」じゃない)。
ちなみに一番印象に残っているセリフは「父さんにもぶたれた事ないのに!」だ、なぜだ?
もちろん、おもちゃ屋さんに足繁く通い、お小遣いの大半を「ガンプラ」につぎ込んだ。
ただ、出来上がったガンプラに爆竹を仕掛け「爆破シーン」を演出して楽しむ、かなり変な子供ではあったけれども。
”ガンダム熱”はΖガンダムになると段々と冷めていき、ΖΖになるとすでに記憶になく、それ以降はよく知らない。
「逆襲のシャア」が最後に見たガンダムかもしれない。

そして最近、また”ガンダム熱”が再発した。
「機動戦士ガンダムSEED」のせいだ。(”いまさら”でしょ)
ファーストの世界観を継ぎながらも、まったく新しいガンダム像。
「これはファーストガンダムのリメイクなんだろうか」と思わせるシーンがふんだんに出てきて、それが面白い。

ただ、SEEDでは「ガンダム」と名のつくモビルスーツが何種類も出てきて、まったく見分けがつかないのよ。
敵も味方もガンダムだらけ。
ガンダム同士が戦っていると、もう何がなんだか。
アイドル歌手の顔の区別がつかなくなったおじさんの気持ちってこんな感じなのだろうか。
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-07 23:08 | 日常
著者:ローレル・K・ハミルトン
訳:小田麻紀


アニタ・ブレイク―チャイナドールのように華奢で美しい若き女性。
だが彼女の職業はふつうではない。
特殊な技能で死者を蘇生させるのが仕事。
さらに彼女には裏の顔があった!
罪を犯したヴァンパイアを殺す処刑人として、闇の社会で恐れられていたのだ。
しかしあるとき、宿敵たるヴァンパイアからの依頼を受ける。
最近起こったヴァンパイア連続殺人事件の犯人をつきとめてほしい、と。
最初は断ったものの、ビロードの声を持つ美貌のマスター・ヴァンパイア、ジャン=クロードとの宿命的な絆に囚われてしまい、やむなく捜査にあたることになり…。


バンパイア(吸血鬼)を扱った小説や映画、漫画などはいっぱいありますよね。
自分が知っているだけでも、両手の指だけでは足りないぐらい。
という事は、世の中にはものすごい数のバンパイアのお話があるんではないかと。

確かに魅力的なモンスターではある。
永遠の命を持ち、大概が容姿端麗、闇夜にまぎれて現れ、首筋に牙を立て人の生き血を吸う姿はある意味幻想的だ。
ただ、世の中に同じタイプのバンパイアものお話が多すぎて、実際に記憶に残っているものは少ない。

この本はどうだったのかと言うと・・・、記憶に残らない方。
出てくるバンパイアの設定はよく知られているもの、よく使われているもので新鮮味はない。
主人公はヴァンパイア・ハンターでありつつ、死者を蘇生する事ができる「蘇生師」という一風変わった職業であったり、敵役のヴァンパイアが千年以上生きながらも、その容姿は金髪の美少女であったり、ヴァンパイア・ジャンキーの男性ストリッパーが出てきたりと、その手の耽美的なものが好きな方にはたまらない設定の登場人物が出てきたりする。
でも、そういうのを全面的に押し出したバンパイア物も結構、他にあるし。

長く続いているシリーズの第1巻目という事なので、2巻以降、登場人物のそれぞれの背景が明らかになっていくうちに、もっと面白くなるのかもしれないですけど。
今の所は・・・。

十字の刻印を持つふたり―アニタ・ブレイク・シリーズ〈1〉
ローレル・K. ハミルトン Laurell K. Hamilton 小田 麻紀 / ソニーマガジンズ
ISBN : 4789728455
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-05 00:42 |

きょうの猫村さん2

著者:ほしよりこ

犬神家で働く家政婦(猫)・猫村ねこ。
主人の不倫、嫁姑問題、娘の非行と様々な問題を抱える犬神家だったが、猫村ねこは海外に行ってしまった、いとしいぼっちゃんにもう一度会うためにがんばって奉公するのだった。


待望の(?)第2巻。
いったいどこが面白いのか、わからない漫画。
でも、なぜだか読まずにはいられない不思議な漫画。
主人公が、ただの猫でありながら家政婦をこなす(しかもその事について話の中ではだれも不思議に思っていない)という不条理。
「鉛筆画」という、悪く言えば手抜き、よく言えばほのぼのとして親しみやすい絵柄。
なんて事は考えず(考えてはいけない)に読むと、なんとも癒される作品。
でも、好き嫌いがハッキリと分かれる本ではあると思います。
猫好きな方は、好きになる確率は大きいハズ。

きょうの猫村さん 2
ほし よりこ / マガジンハウス
ISBN : 4838716648
[PR]
by hiro-iti | 2006-06-04 02:39 |