ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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よいお年を

今年も、もう終わりです。
この1年を振り返ると、歳ばっかり無駄にとっていく自分の姿しか浮かばず、ガッカリする事ばかり。
来年こそは、もう少し精神的に大人になりたいものですが、のほほん、だらだらとした1年を過ごしている来年の自分の姿が今から目に浮かびます。
結局は、1年をどう過ごすかは、自分の努力しだいなのですよね。
でも、努力って言葉は大嫌い・・・・。

それでは皆さん、よい年をお迎えください。
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by hiro-iti | 2006-12-31 10:19 | 日常

年末蔵出し その3

BT’63
池井戸 潤 / / 講談社
ISBN : 4062754134

心の病にかかった主人公が、あるきっかけで父親の過去を知る事になる。
ドラマチックな父親の過去に触れることにより、自ら再生していく主人公の姿に感動する。
自分の父親は昔、どんな過去を持っているんだろう?なんて事を考えてしまうものの、正直、ウチの父親は大して劇的な人生は送っていないような気がする・・・。





トゥモロー・ワールド
P.D. ジェイムズ / / 早川書房
ISBN : 4150766177

映画化になった作品。
ある日を境に子供が生まれなくなり、ゆっくりと滅亡していく人類。
人類滅亡モノといえば「隕石が地球に衝突」とか「異常気象」とか「宇宙人の侵略」とか「未知のウイルスの蔓延」とかありますが、こういう形の滅亡バージョンは珍しいのではないかと。ただ、盛り上がりに欠けるのが難。




すっぴん魂
室井 滋 / / 文芸春秋
ISBN : 4167179083

昔、富山に旅行に行ったことを思い出す。自分も蜃気楼を見れなかったんですよね。
まぁ、蜃気楼が出るシーズンじゃなかったんだけど。




黒と茶の幻想
恩田 陸 / / 講談社
ISBN : 4062749459

学生時代の友人同士が過去を振り返りながら旅をする。
まさに「恩田陸だなぁ」と感じる本。
でも、もう少し話をコンパクトにまとめて欲しくもある(←偉そう)。




グロテスク
桐野 夏生 / / 文藝春秋
ISBN : 4167602091

嫉妬と見栄というものは、人間を動かす、ものすごい原動力。
しかも何も生み出さないのが怖い。




ホームドラマ
新堂 冬樹 / / 河出書房新社
ISBN : 430940815X

「サ○エさん(あえて伏字)」のブラックパロディ。
この本を読むと「サザ○さん」をほのぼのとした目では見られなくなります。
マスオさんの努力なくして、あの明るい家庭はありえないのではないでしょうか。
でも、フネのお話はちょっとやりすぎなんじゃないのかな。



花の下にて春死なむ
北森 鴻 / / 講談社
ISBN : 4062733277

ものすごい完成度の短編ミステリー。
いやぁ、すごいです。オススメです。




四季 春
森 博嗣 / / 講談社
ISBN : 4062755688

Gシリーズから読み始めた自分にとっては最大の謎だった「真賀田四季」という人物。
真の天才という存在は凡人にとっては理解不可能。




四季 夏
森 博嗣 / / 講談社
ISBN : 4062755696

「春」より少し成長した天才・真賀田四季の話。
天才のやる事はやっぱり自分にはわからない・・・。
うーん、結局、彼女は何をしたかったの?




メイズプリズンの迷宮回帰―ソウルドロップ虜囚録
上遠野 浩平 / / 祥伝社
ISBN : 4396208235

「生命と同等の価値のあるもの(キャビネッセンス)を盗む」という謎の怪盗ペイパーカット。
自分のキャビネッセンスはおそらく『炬燵』だと思う・・・。
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by hiro-iti | 2006-12-30 22:34 |

年末蔵出し その2

愛のひだりがわ
筒井 康隆 / / 新潮社
ISBN : 4101171491

「時をかける少女」をついに超えた最高傑作!
なんて事が帯に書いてありました。それはちょっと違うんではないかと・・・。
ジョブナイルながらも、腹黒い大人が結構多く出てきて、かなり大人向き。




すっぴん魂・愛印
室井 滋 / / 文藝春秋
ISBN : 4167179105

CSで放送された「やっぱり猫が好き」を久しぶりに見た後に読みたくなって購入。
こういう面白いエッセイを書くためには、常に周囲の面白い人や物事に目を光らせているのでしょうか。
それとも自然に集まってくるものなのかなぁ。




すっぴん魂 カッパ巻
室井 滋 / / 文藝春秋

『すっぴん魂・愛印』を読んだ後に、すぐに本屋に買いに走った。
友人関係のエッセイが主になる、この本。
楽しげな友人ばかりでうらやましい。




私は、おっかなババア―すっぴん魂〈4〉
室井 滋 / / 文藝春秋

物事に文句(クレーム)をつけるのって、いくら腹が立っていてもやっぱり気兼ねしてしまうもの。
しかも文句を行った所で好転する事はあまりないよね。




ロミオとロミオは永遠に
恩田 陸 / / 早川書房
ISBN : 4150308551

かなりのボリュームで読み応えはあるものの、その世界観にスッと入っていけず、読了するのにかなり時間がかかった。
文中に出てくる現代のサブカルチャーの扱いが面白いのだけれども・・・。
結局、最後まで「題名」の意味がわからなかったし。




延長戦に入りました
奥田 英朗 / / 幻冬舎
ISBN : 4344403673

自分はほとんど「スポーツ観戦」はしないし、好きじゃない。
それでもこの本を読むと、いろんなスポーツを見たくなる。
実際に目がいくのは、観客であったり、審判であったり、ユニフォームであったりと汗水流して戦っている選手達ではないのだけれど。
人とはかなり違った角度からスポーツを観戦したくなる一冊です。




小さき者へ
重松 清 / / 新潮社
ISBN : 4101349185

重松清の本を読む時は、精神的に余裕がないとつらい。
それでも、読み終わった後はものすごく清々しい気分になれるのも事実。
どれも秀作ながらも、個人的には「青あざのトナカイ」が一番好き。




神のロジック 人間(ひと)のマジック
西澤 保彦 / / 文藝春秋
ISBN : 4167674025

表紙から想像すると、もっとSFチックなものを期待してたんだけど、ちょっと違った。
最後のオチにはかなり驚愕。
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by hiro-iti | 2006-12-29 00:47 |

年末蔵出し その1

皆さんの所にはサンタさんは来てくれたでしょうか?
私の所には残念ながら来てくれませんでした。
せめて「三太」という名のイケメンぐらい来て欲しかったものです(?)。
近所の子供の所にはちゃんと来ていたらしく、「サンタさん、プレゼントありがとー!!」とクリスマスの朝、空に向かって叫んでいる子供を目撃しました。
子供って本当に純粋ね。

今年もそろそろ終わりです。(クリスマスの話はさっさと流す)
今年は4ヶ月間ほど、このブログをお休みしていたわけですが(重ね重ねすみません)、その間に読んだ本が40冊ほどあります。
それらの本に関しての感想を、徐々に書いていこうかなと思っていたのですが、そろそろ記憶の方が薄れてきて・・・。
そんな訳で、何回かに分けてそれらの本の感想について簡単に書いていきたいと思います。(え、別に書かなくていい?)
果たして今年中に終わるでしょうか・・・。


西の善き魔女シリーズ
荻原 規子 / / 中央公論新社

女王の後継者争いに巻き込まれた主人公の話。まるで少女マンガのような世界がなかなかに良い。
おまけにヤオイ好きにも少し良い、何しろ美形ぞろいの登場人物ばっかりなのだ。




被告A
折原 一 / / 早川書房

叙情トリックがなかなかに驚愕的。
でもちょっと無理がない?




アーモンド入りチョコレートのワルツ
森 絵都 / / 角川書店

今が旬の作家ですね。
でも話の中に出てくる男の子達があまり現実味がない。現実の中学生ぐらいの男の子はもっとドロドロとしたものだと思うんだけどなぁ。




つきのふね
森 絵都 / / 角川書店
スコア選択:

あぁ、なんて爽やかな世界観・・・そんな感想。




DZ(ディーズィー)
小笠原 慧 / / 角川書店

お話自体はスリリングでとっても面白かったのですが・・・、このネタって楡周平すでに使っていたような・・・。




リドル・ロマンス―迷宮浪漫
西澤 保彦 / / 集英社

笑うせぇるすまん美形版、といった感じ。・・・ちょっと違う?




くらのかみ
小野 不由美 / / 講談社

一風変わったジョブナイルミステリー。装丁もなかなかに良い。
面白かったんだけれど、どうせなら十二国記の続きを早く書いて欲しいのですよ。




裁判長!ここは懲役4年でどうすか
北尾 トロ / / 文藝春秋

裁判所で繰り広げられる人間ドラマは他人事としてはとても面白い。
でも、当事者になったら・・・・。




アイス・ステーション
マシュー・ライリー / / ランダムハウス講談社

ハリウッド映画を見ているよう・・・いや、まさにハリウッド映画な内容。
荒唐無稽な設定、ご都合主義、合間に挟まれるアクションシーンと満載。
超娯楽大作。結構ハラハラさせられて、なかなかに読み応えはありました。



転生
貫井 徳郎 / / 幻冬舎

移植された臓器にドナーの生前の記憶が残っていたら・・・っていう話は結構多いですよね。
この本もズバリそうなのですが、移植に関わる闇の組織が出てくるあたりが、かなりスリリング。




いつにもまして、薄い内容でしたがあと何回か続きます・・・。
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by hiro-iti | 2006-12-26 23:38 |

老いる肘

自分は今、34歳です。サバは読んでいないです。

この歳になると、自分の外見が老けてくる事に関してはかなり寛容になってくるというか、あきらめているというか、「しようがないよね」と自分に言い聞かせているというか、自然には逆らえないんだよ!というか、むしろ自分好みに歳をとってカッコイイ男になるんだもんねと妄想を抱いて現実を直視しないというか、ロマングレーで紳士な感じの男がタイプだというか、チョイ悪オヤジはチョイと苦手だというか・・・・まあ、そんな感じです。

ただ「もう自然の流れにまかせています」的な事を言っておきながら、明らかに出っ張ってきた腹をベルトでキツーく締めてごまかしてみたり、薄くなってきた髪を気にして『育毛』だとか『発毛』などと書かれているシャンプーやヘアトニックをおもわず買ってみたり、『アンチエイジング』系のサプリをとりあえず飲んでみたりと悪足掻きをしたくなる、微妙なお年頃でもあります。

そんな、髪の毛とかお腹周りとか、人にわかりやすい所も気になるのだけれど、自分が一番気になるのは実は『肘』。
『肘』って実は、男の年齢を如実に表している部分だと自分は思うのです。
若い時はパツパツとしているの(若年期)に、段々と乾燥してきて白っぽくなり(中年期)、肉が垂れ下がってくる(老年期)という・・・・。
ヒィー、恐ろしい・・・。
普段は注意して見ていない部分なだけに、たまに自らの肘を直視すると自分の老化っぷりに結構ガッカリする。
そして今日、お風呂に入ったときに見た自分の『肘』はまさに30~40代のそれであった(自分的基準)。
かるくショック。
乳液をたっぷり塗りこんで、キチンとケアをする事を心に誓った自分でありました。
ただ、冷静に考えるとそんな事はどーでもいいし、冬場に『肘』が見える服を着るわけでもないし、それこそ『肘』なんて注意してみている人間は自分ぐらいだろう。
そうは思うものの、なぜにこんな細かい所が気になってしまうのだろう、自分という人間は。
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by hiro-iti | 2006-12-24 00:13 | 日常

クレオパトラの夢

著者:恩田陸

シリーズ第一作『MAZE』で非凡な才能を見せた神原恵弥。
その彼が北国のH市を訪れた。
不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。
それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。
人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。
粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション!


『MAZE』は読んだ筈だったのに、"神原恵弥"という人物がさっぱり思い出せない。
頭脳明晰で容姿端麗、バリバリのオネエ言葉で毒舌満載。
こんな強烈な人物を忘れていたなんて。
とにかく、この主人公の行動や言動が面白く、『クレオパトラ』という大きな謎の正体にはハラハラさせられ、この一年に出版された恩田作品には、ちょっと物足りない感じを受けていた自分にとっては冬のボーナスのような一冊でした。

クレオパトラの夢
恩田 陸 / / 双葉社
ISBN : 4575511129
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by hiro-iti | 2006-12-23 18:28 |

007 カジノ・ロワイヤル

6代目ボンド、ダニエル・クレイグはカッコよかった。

「どうみても悪役顔だ」というような事はココでも何回か書いてたし、実際、映画を観た後でもその考えは変わらない。
ただ、映画では、うまい具合に悪役顔=非情な殺し屋(スパイ)になっていた。
敵を倒す時の冷静な表情がとても精悍に見えたし、そういう、常に厳しい顔をしている人間が、ふと、笑顔になったりするとスゴイ痺れる。(ボンドの場合は大抵、女に対してそういう顔を見せるんだけど)

そしてダニエルの場合はなんと言ってもあの体。
ほどよく鍛えられた肉体美という感じで、ボンドガールよりも露出が多かった気が。
何しろボンドガールを差し置いて、水着姿で海から上がってくるほどなのだから。
おまけに全裸での拷問シーンもあったりして・・・。
ただ、そのシーンはあまりにも壮絶で(男にとってはかなり強烈)、じっくりと裸を拝む事はできなかったのだけれど。

自分自身の「この映画は面白いのかつまらないのか」という基準はいたってシンプルで「同じ映画をもう一度見たいか」どうかなのです。
もうちょっと、細かく言うと
★★★★★・・・もう一回、映画館で観たい
★★★★・・・・・DVDが出たら買って、家で何回も観たい
★★★・・・・・・・もう一回ぐらい見てみてもいいかな
★★・・・・・・・・・一度で充分
★・・・・・・・・・・・ふざけんな
といった感じ。
今回のカジノ・ロワイヤルは「DVD買って、もう一度みたいなぁ」と思ったほどだったので、自分的評価は結構上位。
ボンド交代劇は成功だったようです。(あくまでも自分的評価)

でも、ピアース版のユーモアたっぷりで、女にだらしなくて、ヘタなスーパーヒーローより超人的で、おもちゃのような秘密兵器を使いこなして、ボンドカーから必ずミサイルをぶっ放すボンドがもう2度と見れないのはやっぱり寂しいです。
ダニエル版ボンドには、それらを上回る活躍を今後、期待したいものですね(と、上からモノを言ってみる)。


そういえば(話はちょっとかわり)、ダニエル・クレイグってまだ38歳なのですね。
てっきり40歳後半ぐらいかと・・・・。
この調子でいくと7代目ボンドとなる俳優は、確実に自分より年下の筈。
う~ん・・・・、微妙・・・・・・・・。
でも、その頃にはボンドガールならぬ、ボンドボーイなんてものが出てきて、ボンドをたらしこんだり、たらしこまれたりしているかもしれない・・・・なんて事はないか。
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by hiro-iti | 2006-12-22 22:15 | 映画
著者:上遠野浩平

「よーちゃん、人は死ぬものよ。それはたとえ、どんなに綺麗なお姫様であっても例外ではない。そして死んだ者は、もう何も語ることはないのよ」
しずるさんが静かにそう語るとき、どんなに不思議な事件でも、それはもう解決している。
でも彼女がほんとうに知りたいことは何なのか、私なんかにはよくわからなくて…。
白い病室の中で少女たちが話し合うのは惨たらしい四つの殺人事件の話です。
それらはとても変わった事件で、被害者はなんだか、お伽噺の姫君のような有様なのでした。
白雪姫に人魚姫、眠り姫にかぐや姫みたいな奇妙な死者たち―物言わぬその人たちの代わりのように、少女たちは大いに語ります。
ねじれた謎を解くために、そして言葉にならなかった出来事をもう一度、はっきりと語り直すために。奇抜で不思議で突拍子もない、ちょっと意地悪なしずるさんの推理は、今回も容赦ありません―。
上遠野浩平が描く、安楽椅子探偵ミステリー、第3弾。


収録されているどの話も現実にはありえなさそうな事件にたいして、その謎解きはかなりあっさりとしている印象。
むしろ、こじつけっポイ気が・・・。
事件の真相がわかった時に「あーそういう事だったんだ!」という感じではなく「あーそういう事だったんだ・・・・・・。」という感じなのね(微妙な違い)。
特につまらなかった、というわけではないのですが。
ただ、表紙と挿絵が「萌え」系で、買う時にものすごく恥ずかしかったのですけれど・・・。
どうにかなりませんかね・・・、どうにもならないか。

しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales
上遠野 浩平 / 富士見書房
ISBN : 4829163747
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by hiro-iti | 2006-12-18 02:33 |

となり町戦争

著者:三崎亜紀

ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。
だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。
それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。
そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた・・・・・。


公共事業として、となり町と「戦争」をはじめてしまう、という常識離れした設定。
こういう、思いもつかない設定を持ってこられると素直に感心するし、内容への期待も膨らむ。
ただ、こういうのって短編向きなんではないのかなぁ、とも思う。
その、あまりにも現実離れした世界観を、破綻なく最後まで続けていくのは難しいのではないかと。
なので、この本のあらすじを読んだ時は「面白そうだけど・・・う~ん」と微妙な感じでした。
まぁ、それはあくまで、この本を読む前の自分の不安のお話。
実際に読んでみると、なんとまぁ、面白いお話だったことか。
現実にありそうな日常の中に、「となり町との戦争」という異質なものが何の違和感もなく入り込んでいる事にまず驚いたし、銃撃戦などの戦闘シーンが一切出てこないのに、戦争の悲惨さや無意味さが感じられる事に感動したのでした。

となり町戦争
三崎 亜記 / 集英社
ISBN : 408746105X
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by hiro-iti | 2006-12-18 02:12 |

しあわせなこと

同年代の人たちとの会話。
5年ぐらい前だったら、大抵は「誰々が結婚した」とか「子供ができた」とかそんな話題が多かった。
それが今はどうだろう。
聞くのは「父親が倒れた」だの「母親が今度、○○の手術をする」だの、両親の病気話がなんと多いことか。
自分と同年代だと、大抵、両親の年齢は60歳を越しているわけであり、しかたがないことではある。
最近、立て続けに知り合いの両親が入院したりして、おまけにその内の一人はかなり状態が悪い、なんて話を聞くと正直、気が滅入る。
随分と肩を落として両親の病気の話をしている人の姿を見るのは、何もできないこちらとしては、結構つらい。
相手の状態をよく知らないくせに「すぐによくなるよ」と言うのも憚ってしまうし、「がんばって」なんてひと言で片付けてしまうのもどうかと思うし・・・。
結局、相手の話を聞いて頷くぐらいの事しかできない自分です。

ウチの両親は無駄なぐらい元気で、病気知らず。
母親はちょっと血圧が高いぐらい。
父親はどこも悪い所はないらしく、迷惑なくらい元気。
正直、かなりうっとうしい・・・。
でも、親が元気だって事が結構「しあわせなこと」なんだなぁ、と最近は思ったりもしている。
親との関係がギクシャクとしていて、「別に親なんていなくても」なんて考えていた時期もあったけれど、今はそんな事は考えられない。
おそらく、親を失った時の喪失感で自分がえらいダメージを被るであろうことは容易に想像できる。
なんて、自分もまるくなったものだなぁ・・・。
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by hiro-iti | 2006-12-14 22:14 | 日常