ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

<   2009年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

土井徹先生の診療事件簿

五十嵐 貴久 / 幻冬舎

スコア:



不況の波をもろにかぶってしまった就職難にあえぐ女子大生・立花令子は、母の「公務員になりなさい」との勧めにアッサリのり、国家公務員Ⅰ種試験を受けた。
それなりに出来がよかった令子は試験に受かったものの、警察庁に入庁してしまう。
どうやら、殉職した令子の父がその世界ではかなり有名だったらしく、「立花警視正の娘は他の省庁には渡せない」と上の力が働いたらしい。
警部補となって配属された南武蔵署でも令子は父のおかげで賓客扱い、つまりは何もする事がない。
暇をもてあます令子は、ある事件がきっかけで獣医の土井徹先生とその孫娘・桃子と出会う。
土井先生と仲良くなった令子は、管内で起こった事件(動物がらみ)をいっしょに解決していく事に。


ドリトル先生のような土井先生の知恵を拝借して、事件を解決するミステリー。
と書いておりながらドリトル先生は読んだ記憶はあるものの、話の内容はまったく覚えていない私。
それはともかく、軽い感じのミステリーでスラスラ読めて面白い。
ドラマ化なんてのも良いのかも。
令子にはアイドルを配し(長澤とか綾瀬とか)、あと動物と子供がくれば結構視聴率とれるかも!?
まぁ、別に私は現実にそうなっても見ないでしょうけど・・・って何が言いたいのかよくわからん。

あ、本はかなり面白かった事は、もう一回付け加えておきます。
[PR]
by hiro-iti | 2009-05-31 13:14 |

人は、永遠に輝く星にはなれない

山田 宗樹 / 小学館

スコア:



総合病院の医療ソーシャルワーカーとして働く猪口千夏は、看護師よりある老人の対応を依頼される。
病院で2週間前に亡くなった妹を、死んだ後も見舞いに来てしまうというその老人・西原寛治は一人で暮らしており、生活の中で会話を交わす相手は市の配食サービスの配達を担当している職員だけといった単調な生活をおくっていた。
ある日、その単調な生活を乱す出来事が重なった事がきっかけで、錯乱状態に陥り病院に運ばれてきた西原。
症状はすぐに治まったものの「早く、死にたいよ」と呟く西原に猪口は、このままでは鬱病を発症し本当に自殺をしてしまうのではと危惧を抱く。
西原に何をしてあげればよいか考えた猪口は、彼が面談の際に戦時中の話を人が変わったように話すのを思い出し・・・。


読んでいて、正直こっちが鬱になりそうな感じの本なんですが・・・。
タイトルからして『人は、永遠に輝く星にはなれない』ですから。
本の1/3ほども割かれて書かれている、西原の生活はものすごくリアルで、怖い。
その怖いの意味は、おそらくこれは現実にこういう生活をしている老人がかなりの数でいるんだろうなというのと、何か自分もこうなりそうな確率がかなり高そうということです。
現に、自分の父親が同じような生活してるし・・・。

結末に関しては、読んだ人それぞれに感じ方が違うでしょうが、自分は・・・言わないでおきましょう。
とりあえず、父にはやさしく接する事にします。
[PR]
by hiro-iti | 2009-05-31 13:09 |
今、まさに『ノッティングヒルの恋人』を見ながら(AXNで放映中)これを書いてます。
結構、前の映画のように思ってたんだけど、10年前の映画なのですねって古いか。

初めに見た時は、正直、都合良すぎのベタ甘恋愛映画としての認識しか持てなかった。
まぁ、ヒュー・グラントは別に好きでもなかったし、ジュリア・ロバーツもそんなにね。
でも、2度目に見た時は何か感動しちゃって、恥ずかしい事に最後の方で涙ぐんじゃったりしたんですよね。
いったい何がどうなって思考回路が変わってしまったのだろう、30歳頃の自分。
高校生の頃はB級SF映画とかホラーとか大好きで、反対に恋愛映画なんて唾をぺっぺと吐くほど大嫌いだったのに人間って変わるもの。
いや、もともと大好きだったのだけれど、自分をごまかしてたのかも。
いやいや、これが歳とって人間丸くなる、というものなのかも。

そんなこんなでテレビではもうすぐ感動のエンディングです。

ちなみに、今でもヒューは別にタイプではない。
[PR]
by hiro-iti | 2009-05-23 22:43 | 映画

レインツリーの国

有川 浩 / 新潮社

スコア:



伸行がひとみを知ったのは、彼女が運営しているブログ「レインツリーの国」に、伸行が十年来、心に引っかかっていた本の感想が書かれていた事だった。
その本を伸行が読んだのは中学生の時。
「フェアリーゲーム」というそのライトノベルのあまりにも現実的な結末に、当時の伸行には受け入れられず、今でもちょっとしたトラウマになっている。
違った視点で結末を綴るひとみに興味を持った伸行は、メールでひとみと意見を交換するようになり、親しくなった二人は実際に会うことになる。
伸行の前に現れたひとみは普通の女性だったが、どこかちぐはぐな感じでメールで話していた時のようには、うまく会話が続かない。
挙句の果てには、ひとみが伸行の常識では考えられない行動をとり、思わず怒鳴りつけてしまう伸行。
何も言い返さずに涙ぐむひとみ、だが、その時になって伸行は気づいた。
彼女の耳に掛けられた補聴器を・・・。


何となく、自分がなぜこの作者の本が好きなのかわかりました。
本を読み終わった後も、心地よい余韻が残るのです。
物語が終わった後も登場人物たちが変わらずに幸せに生活しているだろうとわかるんです。

空から妙なものが落ちてきても、海の中から変な生き物が襲ってきても、人間が急に塩の塊になっても、本のために命をかけて闘っても、そんな非日常的な出来事で繋がった人間関係は物語が終わっても壊れる事はなく続いていくのが想像できるのです。
「あの人たちは今頃どうしてるのかな」なんて事も、読み終わったしばらく後に思わせる終わり方が秀逸です。
まぁ、今回の本はそんな非日常的な事は一切出てきませんが。
[PR]
by hiro-iti | 2009-05-17 23:07 |

年下の男の子

五十嵐 貴久 / 実業之日本社

スコア:



三十七歳、独身、一人暮らし。
ついにマンションまで購入してしまい、独身街道まっしぐらのOL晶子。
結婚願望は捨ててはいないものの、現実はかなり厳しい。
そんな時に現れた児島という男。
晶子に好意を持っているらしいのだが、彼は23歳。
14歳も年下の男の子との恋などありえないと考えつつも晶子は・・・・。



まぁ、アレです。
私には無理です、14歳も年下の子は。
・・・それはともかく、
主人公の晶子とまったく同じ歳の私は、この本を読んでいて「まぁ、羨ましい事で、チッ(舌打ち)」っていうのと、「やっぱりこれはフィクション(ファンタジー)だよなぁ」としか思えませんでした。
フィクションですけど。
そういう歳の差カップルもいるに違いない筈なんですが、やっぱり現実的にはかなり厳しいのではないかと。
まず、話なんて合わないし、世間体も気にするだろうし、将来の事も考えるだろうし、若い頃の好き嫌いはあてにならないし、などなど。
ただ付き合う分にはいいんでしょうけど、結婚なんてものも絡んでくると、さらにハードルは高くなる。
本の中で晶子もそこら辺の事を重々承知していて、歳の差に関して小さな事から大きな事まで思い悩む様子がリアルではあります。
晶子サイドの心情はかなり同調できるのではありますが(歳のせいか?)、ただ、対する児島サイドが・・・。
こんな奴、いないでしょ。
いて欲しくはあるけど。
やっぱりフィクションだ。

ちなみに私は児島よりも断然、秋山部長です。
・・・読めばわかります。
[PR]
by hiro-iti | 2009-05-06 22:23 |