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ほとんど読書感想、たまに日記、まれに映画感想。


by hiro-iti
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『植物図鑑』 有川浩

植物図鑑

有川 浩 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

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さやかの家の前で行き倒れていた男・イツキ。
イツキが警戒心を感じさせなかったせいか、それともさやかの魔が差したのか、さやかは一晩、その見知らぬ男を家にあげる事にした。
次の日の朝、お礼にとイツキが作った朝食の美味しさに胃袋を鷲づかみにされたさやかは、イツキに「行く場所がなかったら家事をするという条件でいっしょに暮らす事を提案する。
道端で取ってきた雑草を意図も簡単に美味しい料理にしてしまうほど、妙に植物に詳しいイツキに胃袋のみならず、人柄にどんどん惹かれていくさやかだったが、イツキは何故だか自分の過去は語りたがらず・・・・。


最強家事男子誕生です。
道端の食べられる植物をとってきて、それをなんとも美味しそうな料理にしてしまうという、「エコ&家計にやさしい」能力を備えているとは。
しかも「けっこういい男」という描写も。
素晴らしい、お付き合いしたい、でもそんな男はそうそういないだろう、っていうかいない。
まさに理想の男子です、イツキは。

有川浩の今までの作品だと、いわゆる「体育会系」の男が多かったけれど(だって自衛隊ものとか多かったし)、今回のイツキみたいな「文化系」の男もなかなかに素晴らしいと感じさせてくれる。
でも、なかなかにそうそうイツキみたいな男は道端に落ちてはいないと思うけど、いや、絶対に落ちていない。

もはや定番なのか、今回も他の作品同様、「最後に二人は幸せになりました」で終わらずにその後の二人の状況もサラリと付け加えられているのが素晴らしい。
蛇足にはならず、「あぁ、その後もちゃんと幸せに続いているんだな」と思わせてくれるので。
今回の作品も含め、読後に心地よい余韻を残してくれるので、本当に有川浩の本は大好きです。
# by hiro-iti | 2009-08-09 01:41 |
つらつらとスカパーのチャンネルはしごをしていたら、ちょうど「赤毛のアン」がやっています。
懐かしいなぁ、世界名作劇場。
「フランダースの犬」とか「あらいぐまラスカル」によってペット愛に目覚め、「トム・ソーヤの冒険」には男の子心をくすぐられ、そして「赤毛のアン」には乙女心(はぁ?)を植え付けられたものです。

ちょうど見たお話はダイアナが親に「アンとはもう付き合うんじゃねーよ」と言われ、泣く泣くアンにお別れを言いにくる、といった所。(前後の話はもう忘れちゃった、アンがダイアナに何かしでかしたんだっけ?間違って酒かなんかを飲ませたんだったような・・・。)
その時のアンの盛り上がり具合と言ったら・・・・、凄まじい。
「私を本当に愛してくださっていたんですね!!!」とかダイアナに言っちゃってるし。
対するダイアナも「勿論ですとも!!!」とか即答しちゃってるし。
何だか、ものすごい世界観(思い込みの)。
若さって素晴らしい・・・・・とジジ臭い事を言ってみる。

その後「ダイアナともう会えないことを考えると哀しさで死んでしまいそう」とか、さらにトチ狂った・・・・いや、悲しみを表現したアンに対して「それだけペチャクチャ喋っているうちは死にそうにないね」とさりげなくダークな一言を投げかけるマリラは漢(オトコ)だなぁ、と思ったのでした。
# by hiro-iti | 2009-08-08 21:04 | 日常

フラグがたってるよ

死亡フラグ ~はてなキーワードより

“死ぬ”ことへの伏線。ここでいう「フラグ」とはコンピュータゲームの用語で、「何かが起こるための見えない条件」といった意。
物語などで以下のようなことがあると、その人物はその後死ぬパターンが多い。いわゆる「お約束」の一種。
・今まで孤独だった人物が、愛や友情に目覚める。救いを求めて人と心が通じ合った直後など。


自分、今フラグがたちまくってます。
・・・幸せすぎて(ノロケかい!)。
ようするに彼氏ができました。
相棒?パートナー?相方?ダーリン?ハニー?ツレ?恋人?友達以上の人?
呼び方はどれでもいいのですが、意味もなく羅列してみました。
おそらくセ〇フレ系ではないと思ってはいる。

前のかなり引きずっていた人の時は「会えるだけでもまあいいか」と自分の考えや思いを押し殺す事が多かったり、相手の顔色ばっかり伺っているような感じだったので(だから引きずっていたともいえる)、今度の人には初めからド直球で「こういうことが好き」「そういうのは苦手」「どんな恋愛が理想」などなど伝えてみた所、相手も真面目な人だったようで真剣に受け止めてくれたようです。
それが、まぁ、すごく嬉しくってですね、その嬉しさも是非伝えねばなるまいと話してみた所「末永いお付き合いを」とあいまったわけであります。

ただ、恐ろしく順調に行き過ぎているような気もして不安もあるのです。
「これはまさに死亡フラグがたっているのではないか」と。
「エヴァ:破」で例える(例えなくてもよい)と、今まさにアスカが「そっか。私笑えるんだ」と言っている状況。
こりゃ、3号機には乗らないようにしないと。

今日はデートです。
何故にこんな時間(4時20分・・・)にブログを更新しているのかというと、ワクワクして眠れないのですよ。
まるで遠足前日の小学生並の思考回路・・・・。

眠れないのは昨日、昼寝したからじゃねーの?
そうとも言う。
# by hiro-iti | 2009-08-02 04:23 | 日常

始まったにちがいない

ちょっと前にこんなこと書きましたが、どうやら自分だけの思い込みだけではなく相手の方も少なからず好意を持ってくれている事が分かりました。
・・・これは来た!

CRベルサイユのばらⅢ~薔薇は美しく散る~で例えてみると(例えるな)、擬似連4回でローズフラッシュ来て、カットインオスカルが涙を流し、「永遠の誓い」リーチに行った時の激アツ度です。(さっぱりわからない人続出)
ただ、そんな激アツ度でも、「今宵はお前ととともに」と言っておきながら、アンドレに肩を触られたぐらいで「怖い・・・」と拒否するオスカルも結構な割合で経験しましたので、まだまだ安心できません。(さらにわからん)

早く全回転なみの確定情報が欲しい所ではありますが、まだまだ出会ったばかり。
「まだ早いだろう」とアッチの方もイタしていませんし・・・って何を乙女な事を。
あー、幸せになりたいものです。

(・・・それよりお前、パチンコから離れろ)
# by hiro-iti | 2009-07-26 21:33 | 日常

不倫、風鈴、風聞

何年か前の今ぐらいの時期、職場の同僚(同じ歳、子供3人もいる人妻)と不倫をしているんではないかと疑われ、旦那さんに怒鳴り込まれたことがあります。
てへ(^∀^ )
・・・・「てへ」じゃねぇって。

もちろん、まるっきりの冤罪よ。
だって、
男の方が好きですから。
てへ へ(゚∇゚へ)
・・・だから「てへ」じゃねぇって。

たまたまその時期にその同僚と二人でこなさなければならない仕事があって、二人で残業続きだったのを「怪しい・・・」と旦那さんは思っていたようです。
そして、その同僚とは職場で一番仲良かったし、話しやすかったし、いっしょにいる事も多かったので傍から見れば旦那さん以外も「あの二人怪しい・・・」とは思っていたようで、どこぞの親切な人が要らん事を吹き込んだらしいのが引き金になったらしい。
世の中、本当に親切な人がいるものです。

結局、あまりにも自分が飄々としていたので(だって何もないんだもん)、旦那さんは納得したんだかしてないんだか良くわからない表情で帰っていかれましたけど。

腹立たしいやら、情けないやら、怖いやら、人にそう思われるような軽率な態度だっただろうかと嘆くやら、人様の家庭に要らん波風を立ててしまったと自己嫌悪に陥るやら、いろいろな感情がうずまいたものですが、ただ、「ちょっと羨ましいなぁ」とも思ったのです。
いや、その同僚は旦那さんにキチンと愛されてるんだなぁ、と思って。

一応、補足しておきますと、その同僚は旦那さんとお子さん達と今も幸せに暮らしております。
自分はその職場は辞めちゃったんですが、その同僚とは今も連絡をとったりして近況報告をしたりする仲です。
旦那さんの誤解も解けたらしいです。
# by hiro-iti | 2009-07-25 21:08 | 日常